【詳細解説】簡単にできる!30系ヴェルファイアハイブリッドの補機バッテリー交換

ハイブリッド車には大型の蓄電池とは別に、普通の車と同じ働きをするバッテリーがあります。
このバッテリーは補機バッテリーと呼ばれ、普通車と同じように4年〜5年ごとの交換が必要です。

この補機バッテリー交換を販売店や自動車修理工場に頼むと相当値段が高いです。

いっしー
いっしー
販売店で見積もりすると4万円弱かかると言われました

自分で調べてみると、ネットでは1万円〜2万円の間でバッテリーを何件か見つけることができました。
交換に必要な道具を購入しても十分お釣りがきます。

後は自分でできるかどうか?なんですが、こちらも調べてみると使用する工具は少なく簡単に交換できることが分かったので自分で交換することにしました。
実際に交換してみると簡単だったので、素人でもできるようにできるだけ詳細に解説します。

補機バッテリーですが、他の車種と同じ様にバッテリーで説明していきます

 

バッテリー交換に必要な道具

使用した道具は4つ

  • 10mmスパナ
  • 10mmソケットレンチ
  • メモリーキーパー
  • グローブ

 

10mmスパナ

バッテリー固定金具の取り外しで使用します。

ホームセンターでも手に入れられますが、浮いたお金でセットの購入がオススメ。
一つ一つ買い揃えるより、かなり安くなります。

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10mmソケットレンチ

バッテリーターミナルの取り外しで使用します。

スパナと同様にホームセンターでも手に入れられますが、浮いたお金でセットの購入がオススメ。
一つ一つ買い揃えるより、かなり安くなります。

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メモリーキーパー

メモリーキーパーはあまり聞き慣れないものだと思います。
これは、時計やナビなどの設定が消去されないようにするものです。
メモリーキーパーがないとバッテリーを取り外すことにより、一時的に電源がなくなるので各種設定が消去されてしまいます。

特にヴェルファイアの場合は、車両の設定などもナビで設定するので、メモリーキーパーがないと元に戻せなくなります。

メモリーキーパーの詳しい記事はこちら

メモリーキーパー外観
バッテリー交換時の各種再設定が不要になる、カーメイト メモリーキーパーの紹介バッテリーを自分で交換するのに一番のデメリットは車両の各種設定がリセットされてしまうこと。メモリーキーパーを使用することで再設定は不要になります。これで安心してバッテリー交換ができるようになります。...

 

グローブ

ブローブは軍手でもビニール手袋でもいいです。

使用する目的は2つ、作業時に手にはめて怪我防止と、外したバッテリーのターミナルにかぶせておいて安全に作業するためです。

 

バッテリーを交換するヴェルファイアハイブリッド

バッテリーを交換するヴェルファイアハイブリッドは、

年式:2015年7月

型式:DAA-AYH30W

となっています。

2回目の車検時にバッテリーが弱ってきているので交換を進められました。

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バッテリーの交換

ヴェルファイアハイブリッドは、バッテリーが室内にあるためめったに目にすることはありません。
バッテリーはとても作業しやすい位置にあります。

30系ヴェルファイアハイブリッドについてのバッテリー交換ですが、30系アルファードでも同じです。

 

バッテリーが見えるようにする

バッテリーの位置は、一番後ろの荷室の左側にあります。

リヤハッチを開けます。

サードシートの左側を前にずらします。

バッテリーカバー取り外し

このカバーを取り外します。
上の取っ手を持って、手前に引っ張るだけです。

バッテリーがお目見え

バッテリーが現れました。

 

メモリーキーパー取り付け

各種設定が消去されないようにメモリーキーパーを取り付けます。

OBD2コネクタを探す

メモリーキーパーを接続するためのOBDⅡコネクタはこの辺りにあるので下から覗き込みます。

OBD2コネクタ

OBDⅡコネクタはこちらになります。

ヴェルファイアハイブリッド接続

OBDⅡにメモリーキーパーを接続します。

バッテリーマークのLEDが点灯します。

 

バッテリーを取り外す

バッテリー固定金具取り外し

10mmスパナでネジを緩めて、バッテリー固定金具を取り外します。

マイナスターミナルのネジを緩める

10mmソケットレンチを使用して、マイナスターミナルのネジを緩めてターミナルを取り外します。

10mmスパナの使用はボディーに接触する可能性が高いのでオススメできません
バッテリー取り外し時のLEDが

マイナスターミナルを取り外したら、メモリーキーパーのバッテリーLEDが消灯し給電LEDが点灯します。

排気ホース取り外し

マイナス端子の奥にある排気ホースを取り外します。

バッテリー引き出し

外したマイナス端子のターミナルがボディに接触しないようにグローブなどをしておきます。

バッテリー本体を引き出します。

プラスターミナル取り外し

プラス端子のターミナルを取り外します。

ネジを緩めても、ターミナルがなかな外れませんでした。
マイナスドライバーで少しこじってあげると簡単に取りはずしできました。

バッテリー取り外し完了

バッテリーが取り外せました。

 

新しいバッテリーの準備

右側排気口を塞ぐのを絶対に忘れないでください

 

プラス端子カバー取り外し

バッテリーのプラス端子カバー取り外し

プラス端子のカバーを取り外します。

取り外したカバーの一部分を次に使うので捨てないでください

 

右側排気口を塞ぐ

右側排気口を塞ぐ

取り外したプラス端子カバーの端にあるプラグを、端子カバーから取り外します。

取り外したプラグで右側の排気口を塞ぎます。

 

保護ビニールを移植

バッテリーに保護ビニール移植

取り外した古いバッテリーに付いていた、保護ビニールを移植しました。

 

バッテリーを取り付ける

プラス端子にターミナル取り付け

プラス端子にターミナルを取り付け、10mmソケットレンチでネジを締めます。

バッテリーを元の場所に置きます。

排気ホース取り付け

排気ホースを取り付けます。

バッテリーの取り付け完了

マイナス端子にターミナルを取り付けます。

バッテリー固定金具を取り付けます。

 

メモリーキーパーを取り外す

OBDⅡからメモリーキーパーを取り外します。

少しかたいですが、出っ張りを抑えて引き抜くだけです。

 

エンジンを始動して確認

エンジンがかかることを確認します。

ナビなどを操作して問題がないかみます。

 

カバーを取り付けて完成

バッテリーカバー取り付け

カバーを取り付けて、サードシートを元に戻して完成です。

 

新旧バッテリーの比較

純正バッテリーとの比較

左が古いバッテリー、右が新しいバッテリーです。

新しいバッテリーは値段が安かったので、ACDelcoにしました。
古いバッテリー(新車装着時バッテリー)はGSユアサのものでした。

調べてみるとGSユアサもネットで見つかりました。
バッテリーは品質・信頼でもGSユアサのものが間違いありません。

 

まとめ

作業時間は20分ほどでした。

普通のバッテリーとの大きな違いは、室内にある点と、排気口があることです。
廃棄ホースを接続することと、反対側の排気口を塞ぐのはとても簡単な作業なので失敗することもないでしょう。

金額はバッテリー代金のみだったので、この時は楽天市場で11,980円でした。
バッテリー交換を販売店に頼むのと比べて、めっちゃ安くしあがりました。

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同じヴェルファイアでも年式や型式によってバッテリーが違うのでこちらを参考に購入してください。

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