WR250Rのクラッチはワイヤーとなっているので定期的なメンテナンスにより、クラッチワイヤーを長持ちさせるとともにフィーリングも良くなります。
クラッチはブレーキと同じくらいかそれ以上に使っているところなので、できるだけこまめにメンテナンスしたいところ。
クラッチワイヤーとレバーのメンテナンスも簡単なので是非とも自分でトライしてみましょう。
目次
用意しておくもの
クラッチワイヤーへの注油とクラッチレバーの清掃に必要なものは、
- ワイヤーオイル
- ペーパータオル
- グリス
- パーツクリーナー
- 10mmのスパナ2本(1本はラチェットが使いやすい)
- プライヤー(車載工具)
- ガムテープ
となります。
ワイヤーオイル
デイトナのワイヤーオイルは先が細いので、ワイヤーインジェクターがいらないのが特徴です。
もし、他のワイヤーオイルを買ってしまった場合にはワイヤーインジェクターの使用をオススメします。
ワイヤーインジェクターを購入するなら、しっかり固定できるネジが2つあるものにした方がいいです。
ペーパータオル
ペーパータオルは、
- オイル注入口に吹きこぼれ防止で巻く
- エンジン側クラッチワイヤーにこぼれ防止で巻く
- クラッチレバーの清掃
で使います。
とても利用頻度が高い。
グリス
わたしは耐水グリスを使うようにしています。
量が多いですが、何かと使うシーンが多いので重宝しています。
クラッチワイヤーとクラッチレバーの接続部分に使用します。
パーツクリーナー
クラッチレバーの清掃に使用します。
10mmのスパナ2本
クラッチレバーを取り外す際に必要です。
オススメは10mmのスパナと10mmのソケットレンチです。
グローブ
クラッチワイヤーのエンジン側にペーパータオルを巻く際に、狭いところに手を入れることになるのでケガ防止でもオススメです。
クラッチワイヤーの注油
準備
- ハンドプロテクターを外す(付いててクラッチレバーの取外に邪魔な人のみ)
- クラッチレバーを外す
- ペーパータオルで養生する
- 注油する
ハンドプロクターを外す
ZETAのハンドプロテクターが邪魔で、プロテクターを取り外さないとクラッチレバーが外せませんでした。
ネジが2つで止まっているだけなので六角レンチで外すだけ。
クラッチレバーを外す
ゴムを手でずらしてクラッチレバーを止めているネジが見えるようにします。
すでに結構汚れてます。
10mmのスパナとラチェットレンチを使ってボルトを外します。
まだこのままではクラッチワイヤーが張っているので取り外しできません。
プライヤーを使ってゆるめます。
プライヤーは車載工具の中にあります。
まずはクラッチレバーから取り外します。
クラッチワイヤーを取り外すための溝があるので溝を合わせます。
クラッチワイヤーを取り外します。
ペーパータオルで養生する
養生はクラッチワイヤー注油口とエンジン側の両方にします。
注油口の養生は飛散と逆戻りの防止、エンジン側はクラッチオイルが出てくるので飛散防止です。
ペーパータオルを折りたたんでグルグル巻いて最後にガムテープで止めました。
こちらもグルグル巻いてガムテープなどで固定しておきましょう。
クラッチワイヤーに注油する
クラッチワイヤーと保護材の間に隙間があるのでここにワイヤーオイルの先を挿入し注油します。
何度か注油して、エンジン側にオイルが出てくると完了です。
クラッチレバーの清掃
クラッチレバーの清掃
パーツクリーナーを使ってクラッチレバーを清掃します。
ボルトが通っている穴もキレイに拭いてください。
キレイになりました。
ボルトの清掃とグリスアップ
パーツクリーナーを使ってキレイに清掃します。
最後にグリスを塗ります。
クラッチレバーの取り付け
反対の手順で取り付けていきます。
- クラッチレバーにクラッチワイヤーを取り付ける
- クラッチレバーを取り付ける
- クラッチのボルトを取り付ける
- クラッチの遊びを調整する
- プライヤーでしめる
- クラッチレバーカバーを取り付ける
- ハンドガードを取り付ける
クラッチの遊び調整について
クラッチの遊びを調整したら、プライヤーを使ってしっかりしめましょう。
完成
これで完成となります。
おつかれまでした。
まとめ
クラッチレバーのメンテンナンスは作業時間の割にはとても効果が実感できるメンテナンスです。
クラッチワイヤーの寿命も延びるのでいいことずくめです。
メンテナンス後は、握りも軽くなり戻りも良くなりました。